スタジオフリーの物語

80年代を駈け抜け30年、ようやく過去の私と向き合う

私の軌跡ー11-1

ロイヤルコペンハーゲン

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小学校高学年の頃。

 

母親は「本物の(母親曰く)コーヒー」が大好きで、

私も「大人の飲み物」の仲間入りを果たした。

 

それは、「ロイヤルコペンハーゲン」のカップソーサーで、

 

コーヒー豆(母親はモカとブルーマウンテンが好き)を、

 

 

がりがり、手回しミル挽きで豆、を挽く。

 

 

なんだかプロっぽくて、目を輝かせながら。

 

 

そして、

このカップソーサーを、

 

そおおおーーっと、テーブルに置き、

 

喫茶店でしか見たことのない、

 

なんか、理科室にあるような、

 

瓢箪みたいな、ガラスのサイフォン。

 

下の水がぽこぽこ沸騰したら、

上にあるガラスへすすーーと。

 

そして、じわじわと、

ぽたぽたと、

下の器にコーヒーが注がれていく。

 

角砂糖もスプーン印の白砂糖でもない、

 

宝石のような、

 

コーヒー用のブラウンの欠片(?)。

 

 

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私は、ようやく、

ネッスルのインスタントコーヒーで飲む、

 

コーヒー牛乳から、

 

大人の仲間入り。

 

んんんんーーーーーーーーん。

 

なんという、快感。

 

 

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美味しいような、気がする。

 

 

 

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びゅうんと、ワープ。

 

 

 

 

 

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先月。

 

激動の先月。

 

私は、わかってしまったの。

 

 

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死を意識することで、

 

生きることへ。

 

手に掴んだ「何か」。

 

何かに気付いた。

 

 

来ちゃった、またもや????

 

 

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ライフサイクルの変わり目。

 

ステップを登る決断を、

 

中身の「私」がしたとき。

 

 

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「ああ、、、。そうだった、、、。

 

ひとつ得たら、

 

ひとつ半ぐらいは、

 

何かを手放すことになるなああ。」

 

 

 

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55歳の私。

 

私は、コーヒーカップの、

 

コーヒーを口にしたのだ。

 

 

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その

 

「何か」が、

 

 

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夫だ。

 

 

 

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続く