スタジオフリーの物語

80年代ホップ、90年代ステップ、2018年NOW !

私の軌跡ー3-12

 

ほんの出来心

 

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いやね。

 

そのSさん。

 

アル中アートディレクターのSさん。

 

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たしかに、グラフィックデザインは上手いの。

 

というか、

 

1990年代半ば、

 

まだMACで、クオークエキスプレス(当時必須だったDTP編集ソフト)めちゃ速く使いこなすやつは、貴重で重宝されていたのよ。

 

いまの、インデザインなんて、影も形もなくて、

 

アドビのイラストレーターは、ほんのペラもん、お絵かきソフトの位置づけ。

 

大手の印刷会社では、クオーク最速野郎は、引く手数多の、派遣で行ったら、時給2000円の時代。

 

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その、制作会社の社長からね。

 

「氏家さん、誰かS氏にアシスタントしてくれる人、紹介してくれない?」

って言われて。

 

「おまかせくださいっ!」

 

と、

 

いつもの悪い癖。

 

 

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うーーーーーんんんん、、、、。

 

 

誰かいるかねええええ、、、、。

 

 

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とりあえず、あとから考える派、だもんで。

 

 

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ひとまず、高校同級生のM穂ちゃんに、電話してみよっと!

 

と、

 

いつも頼りにしているM穂ちゃんは、

 

行き着けの居酒屋の親父の前の奥さんの娘

 

って、遠いような近いような、

 

とにかく、デザイン専門学校出て、まだデザイン仕事にありつけてない、

宝物のような女子、Mユミちゃんを紹介してくれたの。

 

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して、早速翌日。

 

「じゃ、飯田橋に○月○日○時ねっ!」と、約束取り付けて。

 

あーーーーーっという間に、採用決定!!!!

 

 

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めでたし、めでたし。

 

ふう、、、、たばこぷかああああ。

 

 

、、、、、、、、、、、、、、、?

 

 

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いやいやいや、

 

ここ終わりじゃないし。

 

 

でもって、私が持ち込んだ、T醤油の社史編纂とデザイン。

 

その他、そこのクライアントの○ディダスアドベンチャーやら何やら。

 

アル中Sさん、本物の登山家Oさん、編集のM女史、そしてMユミちゃん、山岳カメラマンOさん、カメラアシスタントのTくん、そして私。

 

の、なにやらチームめいたものが出来上がり。

 

 

 

 

毎晩毎晩、飲みに行っては、朝までカラオケ、、、、、。

 

 

 

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ここに、山岳カメラマンのOさんが、のりで京都から呼び寄せたW女史。

 

朝までカラオケで、歌ウマのSさん、女史(女子)たちに大モテ!

 

ただ、歌が上手いだけ。

 

仕事では、

何にそんな自信あるんだかわかんないけど、

低いドスの利いた声で「おまえ、これやっとけ」的な、

 

突き放しーーーの、歌で酔わせーーーの。

 

完全にマインドコントロールされた、おなごたちは、

Sさんの言いなり、首輪つけられた奴隷、目はハート。

 

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ひとり、外部なフリーランスの私は、

 

「ちょっと、Sさんに近づかないでくれる?」

 

って、目が言ってて、怖いのなんの。

 

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いたずら心が、ふつふつと芽生えた私は、

 

その朝までカラオケで、

 

とくに何も用はないのに、

 

「おまえ乗ってく?」ってタクシーに乗せられ、

 

みんな目が点ななか、

 

 

「ばははーーーーーい!」

↑ ただの酔っ払い。

 

と、Sさんの住む武蔵○山のマンションへ、レッツゴー!

 

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べろべろに酔っ払って、マンション着くなり、玄関で大の字で寝た。

 

 

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翌日、

 

飯田橋の制作会社へ、連れ立ってご出勤。

 

 

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笑える。

 

いや、

 

笑えないのは、女子たち。

 

「氏家さん、だめですようううううう、、、、。」

と、みんなから嗜められましたが、

 

 

「ふふん」

 

と、意味深にしておいて。

 

 

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いや、ほんとは、玄関で大の字とは言わず。

 

なんとなく、勝手に勝ち誇った気分を味わいながら、

その日も、朝までカラオケで、

みんなの羨望の視線を横目に、

 

しめしめ、と、澄ました顔で、曲を入力している私。

 

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ああ、神様ごめんなさい。

 

これが、息子拉致事件と、実家崩壊に繋がっていくとは、

 

全く思っていなかったのです。

 

あああああああ。

 

 

続く